初霜の林道にエンジンの音が高鳴り 旋転する厚い敷砂利に 重心を失うまいと懸命にバイクを操る 山裾は末枯れ 色づいた木の間に 見え隠れする先兵の保安帽は幾筋か あと幾日この地へ歩を運ぶのか 冷気漂う小暗い小径で 息絶え絶えにそんなことどもを語る 山脚…
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